20200122



明けましておめでとうございます。
マジでもう2020年になり22日が過ぎようとしていますが皆さん調子はいかがでしょうか。

 今日から29日下北沢シェルターでの自主イベントまで毎日ブログを更新したいと思います。全部読んだ人には当日一杯奢るのでお付き合いよろしくお願いします(読んでるか抜き打ちチェックあり〼)。 

まず、今日は29日に対する個人的な思いを書いてみたいと思います。 

いきなりですが、かつて僕は "CUZ ME PAIN" というレーベルを運営する1人でした。共同主催は現在Avyss magazine編集長でありCVNとしてアーティスト活動する佐久間くん、元AAPSというバンド(現WOOMANユウキが在籍)のフロントマンを経て現在札幌でオルタナティブスペース"TWLV" を運営するTSKKA氏、The Beauty、Atlas young名義でのアーティスト活動と並行しWOOMANではギター担当のODA。この4人がCMPのコアメンバーです。
(ちなみに2013年以降現在に至るまでリリースはしていませんが明確にレーベル終了とはしていません。) 

2013年以降リリースが止まったのは様々な理由があり僕の口から簡単に話せることではないのでここでは割愛します。また、以下は僕個人の記憶と主観によるものになります。

 前述のコアメンバーで2010年にレーベルを始めて以降、4人でリリースするバンド、アーティストを探す視点で毎日を過ごすようになりました。リリースは大なり小なりそのバンドやそのアーティストの人生を良くも悪くも変えてしまう事になるので慎重に慎重に探すようにしていました。その内海外からもたくさんメールでデモやBandcamp等のURLが送られるようになっていきました。

そしてその中でいくつかルールのようなものが生まれていきました。レーベルとアーティストの関係性は頼っても頼られてもいけない(このバランスが非常に難しい)。そして音楽だけが良くてもルックスだけが良くてもリリースはしない。また国内/国外、性別で贔屓しない。などなど。とまぁ、これだけルールを設けたらまぁ出せるバンドは少なくなりますよね。。今思うと頭が固すぎたかなと思うところはありますが、まぁでも責任持てない事はしないという点で意思を貫いてこれたとは思います。 

そんななかなか単体でのリリースが決まらない中、レーベルでは何枚かコンピレーションという形態でリリースをしました。コンピレーションであればアルバムを出せるほど曲が無いアーティストでも簡単にレコードリリースができるという点やアーティストも渾身の一曲を用意してくれるので双方モチベーションが上がる点、無名のアーティストがいきなりレコードデビューするという面白さも兼ね備えるまさに当時の我々にジャストな形態なのでした。 

コンピレーションはLPでA面、B面に大体5組ずつ、全10組による10曲程度を収録し、リリース毎に全国のレコードショップへ直接取引をし発売後にはリリースイベントを開催、リリースを重ねるごとにハコの規模も大きく動員も増えていきました(サブスク前夜の話なので今よりもまだフィジカルの需要が強かったような印象があります。)。コンピレーションのリリースは毎度お祭りのような感じで、参加アーティストそれぞれが競い合うような感覚もあり、いつも新しい出会いと新しいアイデア、可能性が生まれる出来事だったと記憶しています。とにかく新しいミュージシャンに出会い音楽に出会いレコードを作るのが楽しかった。 

2013年以降も機会があればまたコンピを作ったりレコードを作りたいとは思いつつも、様々な理由の上でなかなか手をつけられずに数年が過ぎてしまいました。

そして令和2年。今コンピレーションという形態自体はまだまだ有効ではあるとは思うけれど、サブスク時代にフィジカルをリリースする以上にもっとインパクトのある出来事を!と考えるとまずはやっぱり生で演奏を体感してもらうのが1番と思うようになり、1枚のコンピレーションのようなライブイベントを組みたいと思うようになりました。それと並行して、WOOMANとしてライブ活動を繰り返す中でシンパシーを感じるバンドに出会う機会が増えていきました。

というわけでようやくたどり着きました。ここからが本題です。
そうです29日の企画の根底にあるのはコンピレーションのイメージなのです。かつてレーベル運営で体験した "毎度お祭りのような感じで、参加アーティストそれぞれが競い合うような感覚もあり、いつも新しい出会いと新しいアイデア、可能性が生まれる出来事" をつくりたいのです。

今回出演してくれるバンドはみんな自主レーベルでリリースしたいくらい、クリエイティブかつ希望と才能に溢れた人達です。そんなたくさんのバンドに会えるなんて思ってもいなかった2019年。今の僕を生かしてくれている要素の一つに違いありません。ロックバンドに意味ないなんて誰が言った、実際めちゃくちゃ創造してるよ。ほらあなたも少なからず助けてもらっているやん。さぁ思い出せ〜創造した先にまた何かが始まるのだ。これは本当にそうやと思います。コンピレーションのフィジカルはもしかしたらいつか作るかもしれませんが、それも29日次第ではあります。なので遊びに来てください。

ということで今年始まってすぐに色んな事が動き始めた。
創造で超えていかないと本当にマズイ時代になった。
今年は昨年までより一層、選択して行動する1年にしたい。

 まずは29日下北沢シェルターで会えるのを楽しみにしています。
 (また明日も書きます!)

 yokke

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